説明
戦後1950年代に作られたと思われる、かまどで使用する「羽付釜(羽釜)」です。
戦後らしくアルミで作られています。当時は都会以外は調理が電化されておらず、地方の家庭では1930年代のインフラレベルのことも珍しくなかったため、既存の厨房設備で使用できる型の鍋釜類が「最新の」アルミで作り直される例が多々ありました。
この釜はもちろん、既存のかまどに使用するためのものです。木のフタは本来別売りだったようです。
大阪の「アサヒ軽金属」の制作で、羽に「18㎝ 1.3L炊」の刻印があります。これは水の容量が1.3リットルという意味であり、1.3リットルの米が炊けるという意味ではないと思われます。水と米の量が1対1と考えると、おおむね5合炊きの釜だと思われます。
この釜は製造後約60年以上は経過しており、底部分に擦り傷や掻き傷のようなものがあります。ただし、釜の表面の紙製ラベルがあり、底部分には本来貼り付けられていた保護用の薄い紙(緑色のシール状のもの)が一部残っているため、未使用の新品であることは保証できます。(水や火に接するとこれらは残らないため。)
使用方法
かまどで使うのが本来の形ですが、屋外などでブロックなどの間に羽をかけて渡して使用できます。
水と米を1対1の割合で窯に入れ、付属のふたを乗せ、強火で火にかけます。
沸騰して蒸気が噴き出てきたら弱火にして、10分程度たったら消火します。20分ほどそのままにして(蒸らして)完成です。
電熱器やIHでは使用できませんのでご注意下さい。
また、商品の特性上メーカーのサポートや保証はありません。酸化物を入れた、炭火が接触した、空焚き等により破損等が起きた場合でも、保証、返品、交換等はお受けできませんのでご了承下さい。
サイズ 本体 径23㎝(18㎝)x13.5㎝ 重量384g
フタ 径21㎝x7.2㎝ 重量 614g