説明
江戸時代から戦後まで、一般家庭ではテーブルに食器を並べて食べる風習はなく、食器は各自が自分の「箱膳」に乗せて使い、自分の箱に入れて保管するというかたちが一般的でした。食事のバリエーションが少なく、使用する食器の数が少なかったためですが、これにより、ダイニングテーブルも食器棚も不要になるため日本の住宅の構造からしても合理的な生活様式だったといえます。
この箱膳は、昭和中期~後期に旅館で使用されていたもので、サイズ等は昔ながらの箱膳とほぼ同じです。
飯碗、汁椀、向付け(おかず)、豆皿、湯呑がちょうど配膳できるサイズです。もちろんそれらが内部に収納出来ます。膳の天板には、麻布を漆で固めたものが貼られています。洗剤で洗えますが、洗った後はすぐに水分を拭きとり、直射日光に当てずに保管してください。
実際に使用していた物のため、傷、擦れ、使用感がありますが、ご了承下さい。
サイズ 33x30x13cm
フタ 33x30x4cm
身 30.6×27.8×10.6cm