白石和紙 名刺入れ 菱菊 草色/Shiroishi paper/card case/diamond flower

¥2420

在庫あり

説明

平安時代より、東北地方ではよく紙が漉かれ「陸奥紙」として清少納言にも愛用されてきた歴史があります。
下って16世紀、奥州では伊達政宗の殖産奨励策により冬季の農家の手職として和紙の生産が行われました。
江戸時代には、木綿の衣服を持てず信仰上動物の革を着ることが出来ない人々のため「紙子(かみこ)」と呼ばれる紙製の着物が作られました。防寒着、あるいはウインドブレーカーとして松尾芭蕉も携行し、徳川将軍や公家衆の礼服としても献上されました。しなやかで丈夫な不織布は洗濯もできるほどで、日本唯一・最高峰の品質とされています。
 この「白石和紙」は、当時と同じ製法と手法で漉かれている国内唯一の紙であり、現在もただ一軒のみが作られています。その材料は、紙幣の材料でもあるコウゾ、水草であるホテイアオイ、にかわであり、これにより防水性や強靭さが生まれています。
 手で漉いた紙は、模様を彫った木型に乗せて叩くことでエンボス加工のような凹凸を付け、版画のように凸部分に色を付けてあります。これは、凹凸の型を付けても破れないほど丈夫な素材を使っているという事を証明するためでもあります。

名刺入れです。開いた両側に名刺を収めることが出来ます。

サイズ 11×6.5×1㎝
重量 10g