古出石焼 4寸染付平鉢(Old Izushi pottery 12cm dish/18~19c.)

¥4860

兵庫県豊岡市の出石焼の平鉢(皿)です。現在の出石焼は純白の生地に細かな彫刻を施したものが有名ですが、これは18~19世紀に有田焼の技術をもとに日用食器を作っていた時代の「古出石」の雑器です。
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在庫あり

説明

兵庫県豊岡市の出石焼は、18世紀の1764年に出石藩で陶器、1789年に磁器が作られたことから始まりました。当時、磁器は高価なものだったため、陶石の出た地域は有田から技術者を招き、こぞって有田風の磁器を開発しました。出石藩も1799年に窯業を藩営化し、一時は低迷したものの1830年代には多くの古伊万里のような器が生産され大変興隆しました。この頃までに作られた雑器を含む器は「古出石」(「古伊万里」のような感じで)と呼ばれています。
その後明治に入り、失職した藩の工人を佐賀鍋島藩(有田焼の地元)から招き、その技術を以て生まれたのが現在「出石焼」として一般化されている純白の磁器に透かし彫りや、花鳥の精緻な彫刻の入った品物です。また、名物「出石そば」の器として(出石そばは南部のわんこそばのように、一口量のそばを小さな皿に盛り、5枚一人前として提供するので有名です)数多く作られています。これは砥部焼のように店屋物の器として販売するためのアイデアでしょう。
そんな出石焼ですが、美術陶器としての技術は素晴らしいものがありますが、少なくとも柳宗悦は「民芸品」としてはあまり意識していなかったようで、「手仕事の日本」にも言及がありません。
ただ、古出石の品物は素朴で力強く、江戸時代の日用品の実際を伝える貴重で美しい資料として見落とせません。
当店が入手したのは、明治以前の有田風の日用食器として作られた4寸の平鉢(皿)です。おかずを盛るものですが当時のおかずは基本的に煮物が多いため汁受けとして切り立っています。呉須の筆致も素朴で、民芸としての風格も備わったよい品です。
この皿は製造から150年以上経過しているため、底や縁に擦れ等があります。骨董品につき代品がないため、返品・交換はお受けできません。ご了承ください。

追加情報

重さ 179 g
大きさ 12.8 x 12.8 x 3.2 cm