遠州木綿 刺子テーラードジャケット(Japanese cotton jacket/NV/one size)

¥59800

静岡県浜松市で織り、仕立てられた、刺子生地のテーラードジャケットです。
江戸時代に火事場装束として生まれた刺子半纏は、現在でも消防団の羽織に使われています。
和装と洋装を合わせたような独特のレトロ感がある、当店のオリジナルです。
※写真右上の虫眼鏡マークをクリックすると、写真の全体像がウインドウで開き、ご覧になれます。

在庫あり

説明

太い木綿糸を絨毯のように織りこんだ厚い「刺子生地」は、風を通さず保温性にすぐれるため北方の仕事着、外出用の上着として、
また厚手の生地には水がよく染み込むため江戸時代から火消(消防士)の装束として使われていました。火消はこの半纏と同じ生地で作った頭巾を着けて全身に水をかぶり、一時的な難燃性を確保して火元に飛び込み救助・消火活動を行いました。
この極めて危険な任務に就く彼らは住人にとって英雄であり、彼らのユニフォームである「刺子生地の半纏」は勇敢さ、力強さ、名誉の象徴として江戸っ子の憧れでした。従って、ファッションの常としてその生地を用いた羽織やコートは、大店の番頭、的屋の親分、侠客なども好んで作るようになりました。新撰組の隊士も、私服として誂えていた者もいると聞きます。

そんな刺子生地を用いて、テーラードジャケットを一点限りで製作しました。
生地、仕立てとも静岡県浜松市で行っています。袖の先をシャツ風のボタン留めにしています。和装と洋装を合わせたような独特のレトロ感がありますが、これは仕立てを和装の専門家が担当した影響かもしれません。大正、昭和初期の洋服のようなイメージです。

このジャケットは一点ものですので、サイズも一つです。一般的には日本のLサイズ程度の大きさです。肩幅が短め、その分腕が長めに仕立てられています。アームホールが若干細めになっています。  サイズの詳細は次の通りです。
 ・着丈(背中のえりもとからすそまで)73㎝
 ・身巾(胴体部分の端から端まで)52㎝
 ・袖の長さ(胴体から飛び出ている部分)60cm
・胴回り 111㎝(第二ボタンの位置)
 ・腕まわり(アームホール)61㎝
 ・肩幅 48.5㎝
  写真中、サイズ感の参考のために入れ込んでいるシャツは「ユニクロのボタンダウンシャツMサイズ」です。
 サイドにフラップつきポケットがあります。胸ポケット、内ポケットはありません。

追加情報

重さ 1000 g