大正 染付8寸平皿 花鶴/24cm Plate/Flower & crane/1910~20’s/japan

¥1980

在庫あり

説明

大正前期頃に作られたと思われる染付印判皿です。
明治頃の大衆向けの食器の絵付けは、印判(スタンプ)で一つづつ模様をつけていましたが、明治末期~大正になるとパラフィンのシートに染料で絵柄を印刷し、器の生地に貼り付けて焼くことで細かい模様を染め付けることが可能になりました。これ以降器の絵付けは(手書き以外は)シート転写が主流になります。

 この皿は、シート転写の初期のもので、絵柄のデザインが明治の雰囲気を踏襲しており、中央の向かい鶴、周辺の鱗紋、散らした花模様などが明治の食器の雰囲気を残しています。また、ベースとなっている皿の作りも、明治当時の生地のまま作られています。
 平皿ではありますが、当時の食習慣に応じ、緩やかに縁が上がっており、煮魚などの汁物も盛れるようになっています。

 時代によるデザインの変化の中間に位置する珍しい品です。

サイズ 24x24x4㎝
重量 803g