説明
「前掛け」は本来和装の一部として、家事を行う際の汚れよけや作業の際にすそがはだけるのを防ぐため等に用いた紐つきの長い布で、津軽地方、南部地方では細かい刺繍を入れた繊細なものも多く使われていました。家事用の前掛けは柔らかい薄手のものが多いのですが、現在「前掛け」と言って思い浮かべるのはこのような文字の入った厚い生地の商人前掛けだと思います。
このような前掛けは厚い木綿生地（帆布）で作られているので、家事用の薄い前掛けと区別するため「帆前掛け（ほまえかけ）」とも呼ばれました。
これは主に商人や職人が作業中に汚れを防ぐため、荷物を持つ際に膝（と着物）を保護するため、そして商家などでは従業員と他家の者を区別するために、外出時に商店や商品の宣伝をするために使用されました。紺地に白抜きで店名やブランド名、紋が入っているのはこのためです。
この前掛けは当店のロゴと店名を入れた、ごく一般的なデザインのものです。愛知県で製造していただいています。住所、電話番号等も現行のものです。ただし「倉敷本店」の電話番号は廃止されていますのでご注意ください。
紐の長さ（前掛けの上部に縫い付けてある部分含む）は244㎝です。
The means of characters are “Dailyware on various parts,cloths for dyeing” “Trade mark rogo” “Kyoto horikawa shimodachiuri agaru(Adress)” “Kura Daily Store” “Telephone number”(number on lower is discontinuation)
