説明
昭和中期(1950~1960年代)ごろに作られた、空缶を利用した簡単な虫かごです。
当時の子供にとって「昆虫採集」は極めてメジャーな遊びであり、セミやカブトムシ等はもとより、
蛍が現在よりはるかに生息していたため、集め採ってこのような小さなかごに入れ、「提灯」のように明かりを作って遊ぶことが可能でした。
そのため、軽く、中身がよく見える金網製の「蛍かご」が作られ、駄菓子屋や文具店、おもちゃ屋などで売られていました。蛍がいくらでもいた時代こその道具です。
側面に蛍を入れるためのフタがあります。飼育を前提としていないため、非常に簡単な構造になっています。未使用新品のデッドストックですが、そもそもリサイクル品のため、また長期の使用や保管を前提としないもののため、痛みや汚れがあります。 実際に虫かごとして使用することは想定しない「文化資料」として販売しています。破損等についての責は負えませんのでご了承ください。