説明
日本製の陶器製湯たんぽです。もともとは中国の道具で「湯婆」「水亀」等と呼ばれていましたが、日本に伝わって時点で「湯湯婆」と書き「ゆたんぽ」と呼ぶようになりました。当初は贅沢品で一般的に普及し始めたのは明治ごろ。大正時代に金属(トタン)製の湯たんぽが一気に普及し、それ以来湯たんぽといえばこの形状と素材を指すのが一般的になりました。
しかし戦時中に国内の金属が枯渇し、家庭内の金属物資が回収されたため、代用品として陶器の湯たんぽが製作されました。ところが厚手の陶器で作った湯たんぽは金属製のものよりはるかに保温性が高く、ゆっくりと冷めていくため人間の生活リズムに合っており、戦後も引き続き製作されました。戦時代用品の方がオリジナルより高性能であった唯一の例です。
熱湯を入れ、タオルや毛布等にくるんで布団に入れて寝床を温めます。
熱湯を入れた場合、朝にはぬるま湯になり、約24時間程度「あたたかさ」は持続します。朝にはこのお湯を洗顔等に使用出来ます。
日本製です。