説明
愛知県や岐阜県(瀬戸、美濃)は佐賀県有田と並ぶ日本最大の窯場であり、陶器、磁器・国内外向け・食器、工業部品問わず
あらゆる焼物を生産しています。それだけに、その土地ならではの特徴を持つ品は相対的に少なく、20世紀以降は民芸品の産地としてはあまり触れられないケースもあります。
その中で、現在も民芸品としての姿を残して生産しているものも当然あります。素朴な皿や鉢が多いなか、最も有名なのがこの黄色い土にオレンジと鉄で線を入れた品物です。細い線の柄を「とくさ」(十草)と呼びますが、これは太めの線を力強く入れた「太十草」と呼ばれる柄です。
この素朴さと繊細さが同居する品は産地同士の素材を組み合わせないと出来ないため、年々貴重なものになりつつあります。
サイズ 16.5×16.5×8.3cm
重量 386g