説明
昭和22年(1947年)、島根県出西村にて5人の青年が創業した「出西窯」は、昭和28年(1953年)に柳宗悦、浜田庄司、バーナード・リーチ各氏の指導のもと、島根伝統の布志名焼を根底に意識しつつもイギリス風の質実剛健な、まさに和洋習合の生活品といった風情の陶器を生み出す日本有数の民窯となりました。工業デザイナー 柳宗理氏の監修によるデザインも取り入れる等、伝統工芸の枠に留まらない物づくりとその姿勢は、国内外問わず多くのファンを生み続けています。
出西の皿の特徴である「縁鉄砂」の皿は、中側の落ち着いた黒い鉄釉の輝きを引き立て、皿にのせるお料理を額縁に飾る絵のように魅力的にみせることが出来ます。
この白化粧の皿は、1970年代に作られた物のデッドストック(長期在庫品)です。白化粧部分に土の黒点や石飛びの跡等が見えます。製作時期(梱包材の新聞紙の日付けは昭和54年でした)から鑑み出西窯の創始メンバーが直接引いたもののの最後の品と思われます。
資料的価値および仕入額により、現行の出西窯の同製品とは価格が異なりますのでご了承ください。また代品がありませんので返品・交換等はお受けできません。ご了解の上注文ください。