説明
明治中期から鉄道構内で駅弁と共に販売され始めたお茶は土瓶ごと販売されていました。
当初は信楽焼や益子焼の陶製の物が多く、2~3合が入る大型の物もありました。大正から昭和初期にかけては生産が容易な磁器製に代わり、戦後になると色や形も地方色ある様々なバリエーションの物が作られました。
この土瓶は、戦後から昭和30年代までの短い期間に作られた美濃焼の汽車土瓶です。鯉を模したこれは上諏訪駅で販売されたものです。
容量は約1合です。フタが湯呑になっています。
恒常的に使うものではないので(使い捨てとして販売された物なので)注ぎ口の細工は簡易なものになっています。尻漏れする可能性もありますのでご了承ください。
サイズ 10.5x8x10.5㎝
重量 205g