説明
昭和中期(昭和40年ごろ)まで、一般家庭の買い物(主に食品類の、毎日の買い物)に使われていた竹のカゴです。「市場かご」と呼ばれていました。
四角い箱型に編んだ竹かごに、ビニール管をかぶせたロープを持ち手にした形状が特徴で、卵や豆腐を平置きするためにマチが広めになっていることも特徴です。
大型スーパーやショッピングモールが存在せず、大型冷蔵庫が普及する以前の時代の買い物は、根菜や調味料を除いて「その日に食べる食材のみ」を買う行為であったため、家族の人数に応じた量のみを購入するので様々なサイズが作られていました。
エコバッグの代わりとして、また台所に置いて野菜入れとして、衣類の収納カゴとして、ランチバッグとして、銭湯などに行く時などに、様々な用途に使えます。
このサイズは最も一般的な買い物籠のものの一つです。生鮮食品等の買い物にお使いいただけますが、極端な重量物(米など。昭和には米や酒などの重量物は配達が一般的で、カゴに入れて運ぶことはありませんでした)は運べません。過重による破損や損害の責任は負えませんのでご注意下さい。
また、竹製品は消耗品です。経年劣化しますのでご了承下さい。耐用年数は使用状況により異なります。
和装の服飾品によく使われる高級なものではなく、生活用品ですので念のためご理解ください。